横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

漫画『仮面ライダークウガ』第1話感想 ~伝説は、塗り替えられる……のか?~

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先日の鎧武ファイナルステージで発表され、雑誌「月刊ヒーローズ」で連載されることとなった、漫画版『仮面ライダークウガ』。

企画・白倉伸一郎、脚本・井上敏樹という段階でもうすでに非難轟々……もとい、賛否両論といった感じでしたが。

本日発売の12月号からいよいよスタートしました。

結論から言うと、従来のクウガとは完全に別物です。

冒頭の遺跡発掘シーンこそかつてのテレビ版を踏襲していますが、以降の展開はまったく異なっており、キャラクターも外見・性格など大幅に異なっています。

クウガ』信者たちの聖なる泉は『ディケイド』の時点で枯れ果てたと思っていたのですが。もう、「涙もとっくに枯れ果てた……」というか。

クウガって、出番だけなら平成ライダーの中でもそれなりに優遇されているのですが、いかんせん元々のテレビ版が金字塔を打ち立てた感があるだけに、ヘタに引っ張り出すといつも大荒れですよね……。

それではあらすじー。

 

警視庁捜査一課に務める敏腕刑事・一条。剣道の腕前も一流の彼は、同僚の杉田や笹山らとともに、連続殺人事件を捜査していた。

生きた人間の身体に火薬を詰めて爆破する、残虐な殺人。繰り返される犯行の法則性を推測した一条は、自ら妄想した神を狂信する男・原田の現行犯逮捕に成功する。

取り調べ中に舌を噛んで自殺しようとした原田を、身体を張って止めた一条は、自らの信条である「正眼の構え」――偏見を持たず、物事を水平に見極めること――を語る。

時を同じくして、移動中の新幹線の乗客300人以上が皆殺しにされる、という事件が発生。車内で見つかったのは、その体積が著しく減少しているという、異常な死体の山であった。

それから間もなく。原田を病院に搬送していた車と連絡がつかなくなった、という情報が一条たちのもとに届けられる。

捜索に出た一条は、全身が溶けたようになった原田が死を遂げる瞬間を目撃してしまう。さらに、原田を殺したとおぼしき異形の怪人が、一条の前に立ちふさがる。絶体絶命かと思われた瞬間、その場にもう一人の異形が現れた。

2本の短い角と、白い装甲を持った、朱色の眼の戦士が。

 

はい、というわけで。

第1話では五代くんも桜子さんも出てきませんでしたー!

冒頭の遺跡発掘シーンだけはおおむねドラマ通りなので、そのあと少し時間がすっ飛ばされた感じ。五代をはじめとするメインキャラの揃い踏みにはもう少し時間がかかりそう。

以下、気になったこと。といってもこの1話はほとんど「一条編」というべき内容だったので、一条さんのことしか書くことがない。

・クレープと紅茶が好物で、酒は全然飲まない、という妙な設定が追加。

・法の裁きを受けさせるためとはいえ、舌を噛んで自殺を図った原田に躊躇なくくちづけする一条さん。またぞろホモ展開がどうとかネタにされることうけあい。

・一条さんといえば狙撃の腕!なのですが、今回は当然ながらそんなシーンは無し。剣道の大会で杉田さんを破ったり、原田を徒手空拳でしばき倒したりと、近接戦闘もイケる模様。

スマートフォンを使っていたので舞台は2000年ではなく現代だと思われるのですが、果たして一条さんはちゃんとスマホをマナーモードにできるのか。

 

とりあえず、五代雄介が出てこないと何とも言えないなあ……。一条さんのアレンジは個人的には受け入れられたので、他のメインキャラがどう料理されてるかで評価が変わりそうです。