横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

『ガンダム Gのレコンギスタ』冒頭10分感想 ~目覚めろニュータイプ~

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秋から放送開始される『ガンダム Gのレコンギスタ』冒頭10分が数日前から公開されております。

そういえばこのブログでは今までちっともガンダムの話題を出してこなかったな、と思いつつ。関連作品に浅く広く首を突っ込んでるので、ガチのファンと遭遇すると手も足も出ないんですよ……。

数撃ちゃ当たる式に放送されている多くの深夜アニメと見比べると、やはりよくも悪くも一味違うな、と感じる前半でした。

 

 全体通しての印象としては、とにかくよく動く。

アクションの作画が優れてるという意味ではなくて、画面のどこかしらに動くものがたびたび登場するため、見ていて飽きない。

「富野節」なる独特の台詞回しと併せて、作品の世界観を表現するのに一役買っていた感じ。

反面、別に動かなくていいところでも何かしら動いているので、落ち着いて見られないということでもありますが。

単に好みの問題のような気もしますけど、終始このペースでちょこまか動かれると、見るのにけっこうカロリーを使いそう。

止め絵・一枚絵を多用したり、立ち絵そのものを動かして「動き」を表現するアニメに慣れていればいるほど、違和感を覚えるつくりになってると思います。

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というか、今作ってそもそもどういう視聴者層に向けて作られてるんだろうか。

 

一方で素直に上手いなーと思ったのは、キャラクターの描き方。

・笑いながら鞭を避ける
・教官に説明を求められて「そんなつまらない質問に……」と不機嫌そうな顔を見せる
・しかし解説を始めると楽しそうな表情になる

などなど、無邪気ゆえに上司や教官の怒りを買うけれど能力は高く、ちょっと子供っぽくもある、という主人公ベルリの性格がわかりやすく伝わってきます。

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中でも軌道エレベーターの解説は、ベルリのキャラ立てを組み込むことによって、長々しい説明シーン・セリフをただ退屈なものにしない工夫が効いていて気に入りました。

 

それにつけても、ガンダムシリーズは様々なアニメの中でも特にファンのケンカが激しいのが困りどころ。

ガンダムが大好きです、という人に出会っても、どの作品から話題に出すべきかと用心して、お互いジャブの打ち合いみたいになるのが面白い(実話)。

『レコンギスタ』は富野監督の完全新作ということで、放送前の現段階では割とすんなり話題に上らせることができるのですが、放送が始まったらまた荒れそうだなあ。