横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

『キャプテン・アース』第3話感想 ~眼鏡がフラグをおられたら~

わざわざ「これで真夏ダイチは終わりだ(ドヤァ…」みたいなこと言わなければ、きっとダイチは墜とされてた。

さて、前回までで一通り基本の説明が終わったということなのか、色々と詰め込んできました。

とりあえず「ソルティドッグ」というのがグローブの監査をやってる組織で、その中に「方舟派」なる一派がいるらしい、そいつらの計画にはハナが必要らしいということはわかった。こんな感じで毎週少しずつでも謎用語を明かしていってくれれば言うことはないんですが。

あと、キルトガングは機械の姿の方が本当の肉体で、そこから魂かなんかだけ取り出して人間の姿になっている、ということでいいのかな。公式サイトを見ると「アバター」らしいですが。マクロスゼントラーディがマイクローン化してるみたいなもんだというくらいの理解でいい気はします。

その裏で「ブルーメ」だの「アルビオン」だのまた新しい横文字が飛び出したりしているのですが、今回の話を見る限りブルーメの姫様=ハナ、アルビオン=キルトガングとしてのテッペイの本名ということでおおむね間違いなさそう。

では1話でダイチを手助けしてくれたあのリコーダー幼女は何なのか? とか色々と疑問は尽きないのですが、まだ3話ですし、そんなすぐに色々明かされても困るよねえ。

 

一方で前回ではあまり出番のなかったアカリが本格参戦ということで、今週は彼女の説明回でもあったかな。魔法少女を自称するハッカーでちょっとイタいけど明るい子、というイメージを周囲の人間に与えた感じですが、彼女もダイチと同様に父に対する特別な感情を抱いていますね。

問題はそれがダイチほどポジティブではないようだということ。キルトガングから地球を守って死ぬ、という英雄的行為をなしたダイチの父親に対して、アカリの父親は健在です。それも、なんかアメリカ映画に割と出てくる家庭に手が回ってない感じのオヤジ。アカリのイタい言動、並外れた有能さ、そのどちらにも「司令である父から構ってほしい、存在をきちんと認めてもらいたい」という願望が隠されているんじゃないかなー。

同居を始めたハナに向かって「持っていかれた」、「天女と魔法少女ってどっちがヒロイン度数高いのかな」などと言っていましたが、このあたり鬱屈した感情を隠していそうで怖い。言ってみれば父親が自分をほったらかしてどこの馬の骨ともつかぬ美少女の世話をしていたわけですから。父に対して、自分こそをヒロイン=娘として扱ってほしい、という気持ちの表れではないかと予想してみる。

 

人ではない(=たぶん、父を持たない)テッペイとハナに、おのおの父に対して異なった感情を持つダイチとアカリが関わっていくことで、みんな父というものに折り合いをつけていく……という流れになるのでしょうか。キャプテンにおけるメインキャラの関係性が少しは見えてきたかな。

ここで気になるのは「じゃあテッペイとハナの父親には誰がなるの?」ということ。司令はちょっと当てにならなそうだし、順当に行けば「キャプテン」を目指してるダイチなんですが、まだまだ力不足な感が強い。

今のところグローブやソルティドッグに属してる大人たちというのは、いまいち頼りないか腹に一物抱えてるかのどっちかなので、ダイチが少年らしさ(自分らしさ)を残したまま、どこまで大人になれるか? ということがポイントになってくるのではないかと。

しかし一つ屋根の下で共同生活とはいっても見た感じではまともに家事、特に料理をこなせそうなメンバーがいないんですが。女性陣+テッペイが料理に挑戦して失敗、というエピソードは後々あるんじゃないかなー。

いかん、このままではダイチが主夫街道を驀進してしまう。