『キャプテン・アース』第8話感想 ~一条楽、厨二病をこじらせるの巻~
なんか内山昂輝の熱い一人語りから始まったので、ニセコイと間違えたかと思った。
いきなりの猛暑でちょっとダウンしておりました。こないだ道端でぶっ倒れてる人も見かけたし気をつけていかねば。
さて、父子のお話はとりあえず前回まででひと区切りがついて、いよいよ本格的に子どもたちの物語がスタート。
デザイナーズチャイルドはだいたい17歳、しかも今回覚醒したジン(ジンバルト)を含めてまだ5人いる、ということが判明しまして、しばらく敵側のパイロットばかり増えていくことが確定。どういうペースで出てくるのかはわかりませんが、まあスタドラにおけるミズノ編でバニシングエージ隊がごっそり出てきたようなもんだと思えば。
新キャラのジンですが、これまたストレートな「子供」を出してきたなあ、と。言葉の端々からするに孤児院かなんか出身のようで、「親」を知らない、もしくは好感情を抱いていないヤツの模様。
あれ、でもデザイナーズチャイルドって遺伝子提供者がいるんじゃないの? と思ったのですが、ウィキペディア大先生の記事を読んでちょっとすっきりした。
・マクベス社は秘密裏にデザイナーズチャイルド(人造人間)を造っていた
・その技術による兵士製造が明らかになる事件発生。グローブが介入(作中でたびたび言及される「神田事件」)。この時テッペイの身柄とマシングッドフェローの技術がグローブに渡る
・神田事件の際マクベス社にいた残りのデザイナーズチャイルドは散り散りに
たぶんだいたいこんな感じで合ってる……はず。
神田事件でバラバラになった連中がアマラ、モコ、ジンたちであると。ジンはたぶん、マクベス時代の記憶がないままどっかの施設に預けられていたんでしょうな。
しかしマクベスがデザイナーズチャイルドを造ったということは、マクベスとキルトガングが繋がっていることは明白。一方でその遺伝子提供者(エイジとか)がグローブ側の施設にいた、ということは、マクベスは方舟派とも繋がってるということになる……のか? なんかややこしくなってきたぞ。
とりあえず迎撃派の孤立無援ぶりがヤバそう。呑気にタルト食ってる場合じゃないぞおい。
ジンの境遇には悲しみを禁じ得ませんが、でもだからってジン自身が行動を起こさなかったことにもちょっと問題があるよね、と邪推してみる。
タカオに頭を下げられた時、タカオが偽の写真を称賛されている時、ナオコが久々に会いに来た時。たぶんチャンスはいくらでもあって、その時に思いの丈をぶちまけて友人たちにぶつかっていけば、もしかしたら違う未来があり得たかもしれない。
でも、そうしないという選択をしてしまったのもまたジンなんですね。そしてその結果、ジンはキルトガングとなってしまう。
ジンはあり得たかもしれない別の未来のダイチであり、別の未来のテッペイであると言える。
そんなジンは、あたかもおもちゃを手に入れたちびっこのように嬉々としてはしゃぎ回っていて、これから大人になろうともがいているダイチたちとは対極に置かれている。今後登場してくる他のデザイナーズチャイルドも、ダイチたち四人の「あり得たかもしれない別の未来」を投影してるのかな。
次回も今回に引き続き地上戦が続くようですが、どっちも夜なんですね。アースエンジンでの戦闘はこれまで宇宙だったから、背景が暗い状態での戦いが続くことになるのか。
白がメインカラーのアースエンジンは暗い中でも映えるということなんでしょうが、1回くらいは抜けるような青空の下で思いっきりドンパチやってほしいなあ。
今回のハナ=アゲマキ・ワコ説コーナー。(詳しくは7話の感想記事参照)