『仮面ライダー鎧武』第32話感想 ~プロフェッサー、お星さまになる~
極アームズだのきれいな城乃内だので盛り上がった32話ですが、インパクトの強すぎるネタに隠れて愉快な脱出を決行する戦極が個人的にツボでした。
あんなシステムをユグドラシルタワーにせっせと仕込んでいた若かりし頃のプロフェッサーを想像するだけで笑えてくる。
ロケットで空飛んでたのは一昨年ですよ!一昨年!
さて今回。怪しい動きを見せていたサガラですが、目的の一端が見えてきましたね。
「どう転ぶかわからない奴に一番大きな力を渡す」
「それがこのゲームをスリリングにする」
と。要するに紘汰が何しでかすかわからない奴だから、じゃんじゃん強化させてるわけですな。
現れるタイミングがまた絶妙で、スカラーシステム発覚とかデェムシュ侵攻とか、「力が必要だ」と紘汰が考えてた直後にやってくる。だから紘汰もついつい与えられる力に手を伸ばしてしまう。
「どう転ぶかわからない」と分析してるってことは、サガラは自分の目的のために紘汰を利用しようとしているわけではないのかな。あるいはサガラの目的そのものはもうゴールが見えているけど、そこに行くまでの過程を楽しむために紘汰を強くしている。
現段階では紘汰はサガラのおもちゃでしかないようですが、紘汰がサガラの予想を上回れる時は来るのだろうか。残り話数もおよそ3分の1となった『鎧武』ですが、ラスボス候補としてはサガラを推したい。
はじまりの女関連の謎もそろそろ回収に動いてくれないかなー。ちょっと出てはほったらかし、が続いて今のところ完全に空気だし。はじまりの女が絡んでくるなら必然的に舞との因縁も明かされそうですが、舞との関わり具合を考えれば最後に残るライダーはやっぱり紘汰と戒斗でしょうねえ。
貴虎以下のサブライダーはそもそも付き合いがないし、ミッチは先月フラれて以降ろくに舞と顔を合わせてもいないし。
バチコーンと気持ちのいい一発。
そんなミッチはすっかりレデュエと組んでしまいましたが、インベスに蹂躙されていく市街を見て何を思うのか。ちょっと前までは必死こいて守ろうとしてたのになあ。いつからこうなったんだっけ。
次回予告では偽物であることを見抜かれていた様子で、そろそろ斬月・偽の正体の明かされてしまうのかしら。まさかブラーボに正体を見破られるとはさすがのミッチも思わなかったでしょう。極アームズが相手では変身解除は免れないだろうし。
今回さっそくデェムシュを粉砕・デストロイした極アームズ、まだしばらく無双は続きそうですね。