『仮面ライダー鎧武』第38話感想 ~ミッチが壊れたって毎週言ってる気がする~
こないだのコレはまだ笑える要素が少しはあったんだけど、
ペコをオーバーロードに痛めつけさせながら最初期に近い声音でニコニコされるともう危ないストーカーにしか見えない。
何度も言ってるけど、高杉真宙くんは本当にいい演技をしています。
今作の助演男優賞は彼で決まり!
さて、サブタイトルで喧伝されてまでせっかく帰還したプロフェッサーがミッチの暴走によって影薄くなったの巻。
先週の内容がアレだったのでシリアスな話が始まると違和感を覚えます。
プロフェッサーってまだ知恵の実狙ってんだろうか。マッドサイエンティストかと思ったらロケットで逃げるわ世界中にユグドラシルの秘密を暴露するわで、ベルト造った後は場をひっかき回すくらいしかしてないんじゃないか……?
今回帰ってきたのも唐突だし、どういう思惑があるのか読めないなあ。
一方、貴虎の幻覚を見て言動がどんどん危なくなりながらも一応振り払うことには成功したミッチ。極アームズとレモンバロンを相手に一人で真っ向勝負、ついには撤退させるという金星を上げました。
今までは正体を隠すために斬月・真に変身してた意味合いの方が強かったんだけど、兄を倒してその力を振るう覚悟が決まったということで、意外な強さを発揮。
さすがの紘汰も
「これが本当にミッチなのか? 今までと全然違う!」
と評した今回のミッチですが、
つまり紘汰の体感では今までのミッチはもっと弱かったんだな……。
そんなミッチがついに舞を手中に。次回予告での舞はなんかドレスというかワンピースっぽい衣装を着てたように見えたんだけど、あれってミッチが渡したのだろうか。
「舞さん、みんなの命が惜しかったらこれ着てください」
とか言って。
へ、変態だー!
さらわれた舞を見てロシュオがどんな反応をするかが次回の見どころですかね。レデュエは舞を見ても特別な反応を示さなかったんだけど、ロシュオがどう出るか。
はじまりの女、映画でも出番なかったし、このところ全然出ないからなー。本編も残り10話そこらかと思いますが、果たして散りばめた謎を全部回収する余裕はあるのか。
今回のドラマパートでは改めて紘汰が自分のためには戦っていないことが強調された感じ。
自分自身が思い描く未来を持ってないだろ、と紘汰が指摘されるシーンは、『555』の「俺には夢はない……」をちょっと思い出したり。
ミッチも含めてみんな揃っていて……とかオーバーロードと平和的に共存を……みたいなことを考えてると、紘汰って夢想家っぽいところがあるんだけど、実現できそうな未来についての考えが抜け落ちてるのかなあ。
現実的に自分がどうしたいか、というところを紘汰が見定めるのも今後のポイントになりそう。
安直に「みんなを守りたい」とかそういうところには着地しないと思いますが、はてさて。
あと、今回登場した玄武オーバーロード・シンムグルンによって四聖獣インベスが勢ぞろいしましたね。ぱっと見の印象はカッパ。
ビャッコインベス=裕也以外は今のところストーリー的にはやられ役にしかなってないんだけど、シンムグルンは長生きしてくれるのかしら。
たぶん来週で死ぬ。