『仮面ライダー鎧武』第39話感想 ～プロフェッサー、真の帰還～

ミッチをレデュエがそそのかそうとするとか、ロシュオと舞の邂逅とか、色々あったんだけど……

こいつのせいであんまり頭に入ってこなかった。

マッドサイエンティストかと視聴者に思われていたのも今は昔、単にじっとしていられないお兄さんと化しているプロフェッサー。

演じる青木氏も以前は「じっとして長台詞」をやらされることが多かったのですが、それが減ってきたためかちょこまか動き回るコミカルな芝居を上手くやっていると思います。

こんなのと毎日ツラ突き合わせて仕事して、誰でも簡単操作で使えるベルトを造らせた貴虎は聖人君子かバカかどっちかだ。

さて、どんどんおかしくなっていくミッチに対し、舞を囮にして紘汰たちを倒すことを提案したレデュエ。壊れかけのレディオ……もといミッチを使ってめいっぱい遊び倒すことにした様子。次回予告では紘汰の方にも来るみたいだし。

ミッチが筆頭ですが、アーマードライダーってキャラ濃すぎるんだよなあ。おとなしくてネタにされにくいのって湊さんくらいしか残ってない気がする。人類を支配した後おもちゃにして遊ぶとか言ってたレデュエですが、わりと沢芽市民だけで欲望満たされそう。

一方、舞は唐突にロシュオとご対面。

わざわざ着替えさせられて！

オーバーロードのみなさんに人間の女性の衣服のことなど判ろうはずもないので、たぶんミッチが見繕ってきたのでしょう。

先週も言ったけど、本格的にアブナイ。

「すぐに迎えに来ます」とか言って森に置き去りにしていくことからもなんとなく想像つきますけど、ミッチって女心わかってないよね。

紘汰への複雑な感情とかそういうのを一切抜きにして、ミッチの舞に対してのこれまでの態度を振り返ってみても、好かれる要素ってあんまりないんじゃないか？

今回の服選び＆置き去りで舞の好感度はストップ安になっていると思われるのですが、「僕は先のことを考えてこんなことをしてるので、今はわかってもらえなくてもいい」という具合にミッチが人の話を聞かない……。

でも、オーバーロードの襲来に対して一番手っ取り早く事態を収束できそうなのは今のところミッチしかいないという事実。

で、舞とはじまりの女がそっくりだというのは以前の紘汰の反応からわかってたんだけど、ロシュオは舞を見ても特に反応を見せませんでしたね。なんか言い争いをおっ始めましたが。

はじまりの女、何者……？　ロシュオの死んだ妃あたりがベタな落としどころかと思ってたのですが、違うのか。というか彼女の謎を本編で回収してる余裕はあるのか。

とりあえず、全貌の解明はムービー大戦で！　というのだけは勘弁してほしい。

どうでもいいんだけど、今週はロシュオとグリッタ嬢にどことなく近いものを感じる朝でした。敵の親玉だったり声優がけっこうな大御所だったり。

決して体型だけ見て思ったわけではない。

さて次回ではとうとう紘汰の人外化進行が明るみに出るのか。裕也が変身しようとしてたので、まだ幻覚という可能性はありますが。

極ロックシード渡す時に「お前がオーバーロードになれば全部解決だよ？」とか言ってたサガラの思惑が実りつつある、ということですかね。

その辺りを警戒せずにホイホイ極アームズを使いまくってた紘汰の方にも問題ありかな。今回「早く舞を助けに行かないと！」と言い出した後に「置いてきたブラーボとグリドン待たない？」と言ってたり、基本的に先のことを考えない奴ですよね紘汰。

サガラはほんと何がしたいんだろうか。この辺りの「敵の目的が何なのか」という部分がいまだに見えてこない。まあ作品が終わってみないと何も言えませんが。

だからこそ、ここからどうまとめるのか、という点には注目したい。

あ、来週はなんか特番のせいで放送休止だそうで。放送休止はこれで3回目かな？　コラボ回の連続と併せて本編の尺がごりごり削られていく。

加えて関西では8月9日ごろから甲子園中継が始まるはずなので、再来週に40話を見れるかどうかも怪しいです。

トッキュウジャーまでは普通に放送するのに、鎧武とプリキュアだけ平日の昼間に振り替えるのはやめてくれないかなあ……。