横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

『侍戦隊シンケンジャー』簡易感想その2 ~残念な若者たち~

9月6日配信分。

 ●第三幕「腕退治腕比」

パックマンで敵の攻略法を思いつく男、千明。

なに? レトロゲーム好きなの?

覚悟を問う話再びということで、一番の問題児である千明がまずは反発。今回の台詞から察するに、高校の卒業式直前でシンケンジャーに召集された模様。卒業そのものはできたのだろうか?

決まっていたであろう進路も取り消しになっただろうし、そりゃ不満も出るか……。

f:id:owustet:20140911204443j:plain

素直に力不足を認めて頭を下げた千明と、「誰も辞めさせるなんて言ってない」といまだ素直じゃない丈瑠の姿が対照的。

殿様かわいいという新ジャンル。

あとは月下で切り結ぶ丈瑠と千明とか、千明が丈瑠を追い越していくラストカットとか、なんというかクサいんだけど好みの演出でした。

しかし1話からずっとなんだけど、

熊折神の攻撃が駄々っ子にしか見えない。

 

●第四幕「夜話情涙川」

ダメ男に引っかかるダメ女、みたいな構図。

母性本能旺盛というか、弱ってる人は甲斐甲斐しく助けたくなるけど、相手が立ち直ったらとたんに興味を無くすという、困った性格の茉子。

学生時代、勘違い男の死体の山を築いていそうです。

一方で、茉子がメンバーの中で一番シンケンジャーの「先」を見ているというか、シンケンジャーは人生の目標でもないし生涯の仕事でもない、戦いを終わらせて夢を叶える、というバイタリティを持っているのは確か。

f:id:owustet:20140911204508j:plain

シンケンジャーをやる中で得た経験をどう生かすのか、その成長が楽しみなキャラです。

とりあえず、感極まると他人にハグする癖は直すべき。

 

千明に続いて流ノ介と茉子の掘り下げを進める一方で、

今回のゲストである野球少年・良太はちょっと割を食った感が。

今回の敵キャラ・ナミアヤシのやったことと言えば、お粗末な嘘を吹き込んだくらい。そして特に葛藤するでもなくそれをあっさり信じてしまう良太。

編集の際にカットされた結果かもしれませんが、良太についての尺が少なく、ゲストとしてあんまり活きていません。

ナミアヤシの嘘を信じて野球を捨てることにしたのなら、前日に一人で練習する必要はなかったのでは……?

要素を詰め込んだ弊害か、良太がけっこうストーリーに都合よく動かされてた印象だなあ。

 

レッド以外の全員のエピソードを一通りやったので、次回、新武装で殿様のお話か。