横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

『キャプテン・アース』第2話感想 ~はしゃぐブーメラン男・ダイチ~

予想通りというべきか、スタドラとは構成といいキャラクターといい色々と変えてきたなー。

乱れ飛ぶ謎の専門用語、次から次に登場してくる登場人物など、まあちょっとストレスになる部分はあったのですが、後々のエピソードで何のことかわかってくるでしょうから気にしない。グロンギ語やオーバーロード語みたいなもんだと思ってればいいや。登場人物に関しても、話が動く中で見えてくるでしょう。

一方で戦闘シーンは割とわかりやすさ重視な感じ。バルカン(ミサイル?)が決め手にならないのはお約束で、最後は一発ぶん殴って倒す! という。そういえばスタドラも最初に戦ったアレフィストはパンチで倒されてたなあ。いまいちキルトガング側の設定がよく理解できてないのですが、倒された敵メカは今回こっきりの登場なのか、それとも復活するのか。

前回の記事でもちょろっと書きましたが、スタドラは「南十字島という星(地球)」の話でした。だけど、宇宙には地球だけがあるわけじゃない。他の星だってあるし、そこには人間とは違う言葉を話して、違うことを考えてる人たちだってきっといる。種子島という星を拠点にして、ダイチたちが色んな意味での宇宙に飛び出していく。『キャプテン・アース』はきっと、そういうことがやりたいアニメなんだろうな、と思います。わけのわからないキャラクターや単語も、慌てず騒がず受け入れていくとしましょう。

 

とりあえず今回は、ダイチの行動力が一番のポイント。宇宙に放り出されて生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれていたのに、帰ってきて顔見知りを見つけるや戦闘の記憶がすっぽり抜け落ちたかのように朗らかに話しかけていく。尋問を受けながらも自分の訊きたいことばっかり訊いて……と、やたらフリーダム。

前回は、なんとなくモラトリアムでナーバスで、親父に憧れがあって……という感じの描写だったように思うのですが、そこから一転して、かなりアグレッシブな感じにしてきました。1話のテッペイとの回想シーンを見る限り、こっちがダイチの「素」だったのかな。テッペイやハナ、父と不慮の別れをしたから1話のようにちょっと冷めたところのある少年になってしまっていたのか。なんか既視感覚えるなーと思ったらアレだ、『流星のロックマン』だ。

 

見どころは何と言っても、ライブラスター使って電波塔を撃ち壊したラストシーン。グローブという巨大な組織に組み込まれることが決定してしまった自分、そしてずっと前から組み込まれ続けてきたテッペイとハナ。2人と同じ首輪のようなものを付けろという眼鏡。でも、だからって簡単に大人の言うことを聞いたり意志を曲げたりはしないし、やりたいことをちゃんとやる! そういうダイチなりの意思表示ができたシーンだったので。あるいはそういう自由さを持ち合わせた行動こそが、ダイチの憧れていた父の姿なのかもしれない……と、そこまでは妄想しすぎかな。

今回いわば童心に帰った格好のダイチが、他のメンバーの心情にどういう影響を与えていくのか? あるいは、童心に帰ったとはいえもう単なる子供ではいられなくなってしまったダイチが、周りの人々とどう向き合っていくのか? その辺のドラマにも期待がかかります。

 

スタドラはタクト・スガタ・ワコの三角関係がけっこうストレートど真ん中に投げ込まれてきた感じだったので、そこに集中していればメインキャラに関してはある程度掴めたのですが、キャプテンのメインキャラたちは恋愛面でどうなっていくのか読めない。

エンディングの映像なんかを見る限りではダイチとハナがくっつくのかな、というイメージですが、そこにテッペイとアカリがどういう風に絡んでくるのか。ダイチ・テッペイ・ハナで三角関係が構築されてアカリちゃんがぼっち……ということにはならないと思いたいが、果たして。

ともあれ次回、同居とかでまた話が動きそうなので楽しみにしておこう。やっぱりイベントフルな物語は観てて楽しいね。