横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

『仮面ライダー鎧武 公式完全読本』感想、とか ~キッズ劇場もあるよ~

えー、なんか単体で記事にするほどでもない小ネタもまとめて。

 

・これがなきゃ1年は終われない

f:id:owustet:20141226214951j:plain

2週間前に発売になっていた公式完全読本。

『電王』のころから発売され続けているムック本で、早い話がキャスト・スタッフのインタビュー集です。ウィザードでは出なかったのが残念(『キョウリュウジャー』から公式読本の出版社が変わってるので、たぶんその関係かな)。

このシリーズの大きな特徴は、インタビューの対象となるスタッフ。

特撮ヒーロー系の雑誌などでは、現行作品のインタビューの対象はせいぜい監督と脚本家、プロデューサーあたりなのですが、この「公式読本」は、音楽・劇中CG・キャラクター&怪人デザインなどといった「縁の下の力持ち」的存在の方々にインタビューを敢行。

なかなかお目にかかれない、平成ライダー制作の裏側を覗き見ることができます。

ライダーと怪人のデザイン画が掲載されてるのも見どころのひとつ。

 

今回とくに面白かったのは監督陣へのインタビュー。

質問項目に「脚本に対する印象、打ち合わせでのエピソードなど」というのがある辺り、質問者側もやっぱり「東映特撮と虚淵玄」という前代未聞の取り合わせに対する現場の反応が知りたかったんでしょうなあ。

 

田崎竜太「ロードマップは最初から提示されていたものの、あそこまで縦筋だけで仮面ライダーを描いていくとは思いませんでした」

諸田敏「台詞が長すぎたり、重い芝居が多すぎるから切ってくれ、と言い続けたが虚淵さんは言うこと聞いてくれなかったですね(笑)でも僕より仮面ライダーが好きだってことは分かってたので、諦めました(笑)」

石田秀範「深夜アニメ風の難解さ……」

金田治「最初はね、難しいこと書くなぁ~って思った(笑)でも虚淵さんは自分の思い入れがあって、台詞の背景にそれぞれの人物像だとか関係性を描いてるんだなぁってのがだんだんわかってきた気がするんだよね」

 

やはり十数年ヒーローものを撮ってきた人々にとって、虚淵脚本はどうにも馴染まないものだったのかなー。

それでも毎週「この無理難題を俺たちはどうにか映像化してみせるぜ!」という気合が画面から迸っていたというのが私の印象です。

そういう「まったく違う分野で活躍してきた人どうしのぶつかり合い」が、『鎧武』の魅力のひとつであるなあ、と。

今後もしばらくは続いていくであろう「平成ライダーシリーズ」という視点、長い目で見た時に『鎧武』という作品がどのような立ち位置を獲得するのか、それはまだわかりません。

しかしこの作品は、虚淵氏にとっても東映の監督陣にとっても、いい経験になったことでしょう(上から目線)。
これからも面白い作品作りに邁進してもらいたいですね(めちゃくちゃ上から目線)。

 

個人的に残念だったのは、サブキャラクターを演じた方々へのインタビューがなかったこと。具体的にはオーバーロードを演じた声優さんとか、サガラを演じたぐっさんとか、阪東さんを演じた弓削さんとか。

あと、紘汰を演じた佐野岳くんの驚異的なアクションに関しては、金田監督・スーツアクター高岩氏・石垣アクション監督などのお歴々からも絶賛でした。

劇中でかなりアクション頑張っていた福士蒼汰(フォーゼ)や佐藤健(電王)と比べても群を抜いてる、と言わしめる運動能力。先日のスポーツ男子頂上決戦でも大活躍。

ベルトさんに超人呼ばわりされた割には脱いだら普通だった進ノ介と比べてはいけない。

f:id:owustet:20141226214817j:plain

・NEXT、キッズ劇場

説明しよう!

Kids劇場とは、関西ローカルのTV局・サンテレビにおける、平日午前7時からの特撮ヒーロー番組放送枠のことである!

 

というわけで。

月刊テレビ雑誌を確認すると、現在放映中の『キョウリュウジャー』終了後は『仮面ライダーウィザード』(2回目)が始まる模様。

f:id:owustet:20141226215140j:plain

『ウィザード』はフェニックスが退場するあたりまでは手放しで褒めたくなるくらいに好きなのですが、後半の評価は低めです。

サブキャラがあまりうまく活かせていなかった印象が強くて、もったいないなと。

瞬平とか劇中でコメディ以外にどう使えばいいんだって頭抱えたくなるキャラなのですが、それはご愛嬌。

これまでのパターンからすると3月末~4月に『ウィザード』終わって春から『鎧武』再放送かな。そうだといいなあ。

『鎧武』は本放送時のものを全話録画して取ってあるのですが、いかんせんテロップによる名シーンの妨害が激しいので、それがないなら録画やり直したい。特に初期。

フルーツジュースにしてやるぜ!

f:id:owustet:20141226214842j:plain

・春映画のお話

すでに各方面で話が広まっていますが。

祝・橘さん、みたび銀幕デビュー!倉田てつを氏も出演!

どうでもいいことですが、私のハンドルネームの由来は倉田氏です。

今回の目玉である仮面ライダー3号はいよいよネタ切れ感が出てきたなあという感じで。

しかしどんな形であれオリジナルキャストが出演してくれるのは嬉しいものですな。平成ライダー20周年記念作品は期待していいような気がしてきましたよ。