『仮面ライダードライブ』第1話感想 ~ひとっ走り(これから1年)付き合えよ!~
初乗りで能力を使いこなすのはお約束。
というわけで始まりました、仮面ライダードライブ。
『ナイトライダー』みたいだ、という感想を随所で見かけたものの、肝心のナイトライダーをまったく見たことがないので、新鮮な気持ちで楽しめそう。
刑事で仮面ライダー、と銘打たれた本作ですが、今回のところはさほど「刑事もの」してなかったんじゃないかなーというのが正直な印象。
個性豊かなメンバー、捜査一課のエリート刑事、事なかれ主義の課長など刑事ものっぽい要素は散りばめてあったので、今後のストーリーにはいくらでも活かせるでしょう。
1話では刑事もの要素と重加速という設定をうまく使って、まず主人公のキャラクターを立ててきました。
ヒロインの霧子はベルト開発者が遣わしたエージェントということで。心なしか『電王』のハナさんを思わせます。
一方で、どこまでドラマ(刑事もの)パートに注力するか、というのは気を付けて見ていきたいところ。
仮面ライダーである以上、作中で起こる事件を怪人とどうにかして結びつける必要があるのですが、その辺は今後明かされるであろうロイミュードの目的しだいか。
1話から怪人についてある程度説明された『ウィザード』、インベスをまずは身近なものとして描いた『鎧武』とは違って、今のところ完全に謎の存在なので。
人を襲うのが目的ではなかったんじゃ、というところで今回は引いたわけですが、次回の謎解きに期待したい。
殺人事件ばっかりだとワンパターンだし殺伐としますから、
個人的には『シャンゼリオン』ばりに目的がバリエーション豊かな怪人を出してほしいかなーと。
と同時に、ヒーローであるドライブが「どの範囲まで人を守るのか」にも注目。
窓際部署とはいえ警察だし車持ってるので、けっこう遠方に怪人が出現しても行けるんですよ。『W』『フォーゼ』『鎧武』など、ごく限られた共同体を舞台にしてその中で戦うヒーローを描いてきた第二期平成ライダーだけに、ドライブがどういう理由付けをするか、というのは気になるところ。
冒頭のグローバルフリーズは世界的な大惨事に見えましたが、半年後の世界ではさほど大きな爪痕が世界に残っているようには描かれず。
新番組予告での、
「あの日、世界は静止した。崩壊する、はずだった……」
「再び世界の崩壊を企む悪、ロイミュード」
というナレーションからしても、作中世界そのものに何らかの大きな謎が隠されているのは間違いないはず。
現時点では好き勝手に妄想するしかできないので、考えるのはやめておこう。
次回、早くも劇中で「仮面ライダー」という呼称を使う模様。
果たして進ノ介は、仮面ライダーになれるのか?