アニメ『食戟のソーマ』第1話感想 ~飯食って漏らすな~
たまには特撮以外の記事も書くよーということでアニメの話。
先日放映開始したアニメ版『食戟のソーマ』の感想です。主に原作漫画との違いなんかをチェックしてみる形で。
第1話「果て無き荒野」(原作コミック第1話より)
脚本・ヤスカワショウゴ 絵コンテ・米たにヨシトモ 演出・梶井瀬賀
●原作との主な相違点
・ローストポーク調理~リアクションの演出強化
・ローストポークをいったん取り上げた創真の台詞カット
・えりなの登場シーンが読切版のものに変更
台詞やキャラの行動、決めのカットのアングルなどかなり原作に忠実なアニメ版第1話。
細かい台詞の変更以外で気になったのは上記三点。
まず、動きのあるアニメーションならではの調理の見せ方。
ここは食材の名前や料理が出来上がる過程など、特に「巧い!」と感じたところ。
全裸演出は原作では見開きで地上げ屋ご一行の全裸を見せて終わりだったのですが、かなり尺を取ってリアクションをするように変更。
そのせいで絵面がかなりヤバいことになっていましたが……。
二点目、創真の台詞。
料理アニメの主人公が1話目からテレビで「食べ物を捨てる」とは言わせられない、ということなのか。
「なら勿体ねーけど仕方ない。この皿は廃棄だな」(原作)
「なら勿体ねーけど仕方ない。この料理は……」(アニメ)
という風に変更。
そして、ヒロインの一人であるえりなの登場シーン。
連載版(パスタにダメ出し)ではなく読切版(お吸い物にダメ出し)になっていました。
ヒロインの滝行を見せたかったのか、連載版よりも読切版の方がえりなのリアクションが映えると思ったのか。
たぶん前者だな!
アニメ1話はたぶん原作1話だけで終わりだろうと思っていたので、内容に関しては特に言うこともなし。
「調理とリアクションを原作より大仰に見せる」というのがアニメ版唯一にして最大の武器なので、それでどこまで引っ張れるかは注目したい。