横須哲斗のごった日記

仮面ライダーを中心にまったり語るブログ。アニメ・漫画・小説・ゲーム・映画など諸々。

今年度を振り返る

早いもので、年が明けてからちょうど三ヶ月が経過。今年がすでに四分の一終わったと考えると、時間の流れがいかに非情なものかよくわかりますね。

換言すればそれは今年度も今日で終わり、ということでもあり。ブログ開設から一月も経たないのにこういう記事を書くのもいまひとつそぐわない気がしますが、自戒を込めて1年間を振り返ってみようかと。

 

去年の4月からの生活を振り返って短く表すとするなら、「停滞」と「焦燥」、そこからの「再起」の年であったかな、と。1年半ほど前に気胸を患って身体的にも精神的にもずいぶんと落ち込んだのですが、そこから抜け出すことがいまだできずにいた時期が長く続きました。なんというか、どん底から回復していこうという気持ちが非常に弱っていて、そうやってヘタレている状態だからこそもっと悪くなるんじゃないかという不安を抱き、潔癖症気味になったり生の食品をやたら避けたりという(よく考えれば滑稽な)負のスパイラルにはまり込んでいましたねえ。今振り返ってもプラスの記憶がさして思い浮かばないというあたり、無為な生活をしていたのが自覚できます。

今でも弱い部分というのは少なからずあるのですが、それでも前に進みたい、変わりたいという気持ちが湧いてきたのは、年度の後半、秋冬になってからでした。そこにはひとえにヒーローものの存在があります。諸般の事情から特撮ヒーローものについて深く考察することを余儀なくされたのですが、その中で自らが導き出した結論というものに、自分自身ずいぶんと元気づけられました。いい歳こいてヒーローものに元気づけられるのも情けない話ですが。ポジティブに変わっていきたい=変身したい、と思うようになったのは、画面の向こうで変身し、活躍していたたくさんのヒーローたちのおかげです。

 

この文章を書いている今もけっこうな胃痛に悩まされているのですが、それでもかつてに比べればその痛みに対する自分の姿勢というものが少しは変化したのではないかな、と。そういう点で、このタイミングでヒーローものについて考えられたのは望外の幸運でした。これからの人生で何が起こるかはわかりませんが、ヒーローものを一生好きでいる、好きでいられる自分になる、という目標(目標、と呼ぶにはいささか漠然としていますが)を掲げて、これからもやっていきたいと考えています。

それでは、今年度の特撮ヒーローものの中で一番印象に残っている台詞を挙げて、今年度の最後を締めくくりたいと思います。『仮面ライダーウィザード』第33話、「金で買えないモノ」より、主人公・操真晴人の一言。

「運なんかに負けてたまるか……!」

画面四分割の同時キックストライクと併せて、『ウィザード』の中でもトップクラスに好きなシーンです。サバトに巻き込まれて魔法使いになるという不運を受け入れ、前に進んでいる晴人の信条がにじみ出ている、とまで言うのはちょっと考えすぎかもしれませんが、それくらい気に入っている台詞。